【感想】『ニッポン放送「山崎育三郎のI AM 1936」Presents THIS IS IKU』

10月13日、お誘いいただいて『ニッポン放送「山崎育三郎のI AM 1936」Presents THIS IS IKU』に行ってきました~。

育三郎さんのラジオ番組のイベント?ということだったのですが、豪華ゲストもたくさんのコンサートで、とにかく、歌うまっ!からの歌うまっ!!からの歌うまーーーっ!!!!って感じの楽しい3時間でした!

 

 いろいろなメディアでレポート(↓こんな感じ)が出ているので、ここではゲストパートを中心に感想を書いておきたいなと思います。ミュージカルの曲もたくさん歌っていたのですが、その辺りの知識がめちゃ薄~い人間が書いているので、変なところがあると思います。何卒ご容赦ください……

 

 

育三郎さんはドラマ『昭和元禄落語心中』仕様のワイルドな無精ひげでしたが、王子様のような白の衣装がとってもよくお似合いだった!

 

そして、最初のゲストは城田優さん。育三郎さんが白だから自分は黒で、とのことで、全身真っ黒の衣装で登場。普段から仲良しというのが伝わってくる、終始とてもリラックスした雰囲気でした~

ラジオでもやっている「育三郎くん、ちょっとこれ歌って!」のコーナーでは、城田さんの選曲で「夜空ノムコウ」と「最後の雨」を歌ってくれました。

歌もすばらしかったんだけど、シャンデリアや螺旋階段がある素敵なステージ、そして、ピアノを弾く育三郎さんと、その隣に立って楽譜が閉じないように押さえてあげる城田さん…その2人がデュエットする姿……こりゃお伽噺か…?????って思うほどの美しさだった…いいものを見た感すごい。

時おり顔を見合わせつつ、目と手振りで「上と下のパート、どっち歌う?」みたいな感じで意思疎通している様子が見れたのも、ライブ感あってよかったです。それにしても、即興でここまで息を合わせて完璧に歌えるんだー!ということに感動しかなかった!

最後は、『エリザベート』の「闇が広がる」。なんというか、ラッキースケベならぬラッキーエリザベートって感じで(???)、本当に聴けてうれしかったとしか言いようがないです…歌…うま…… 感動した、以外の語彙力が失われた……

ところで、これは超個人的で勝手な意見なのですが、育三郎さんと城田さんって、どちらも歌は最高だしお顔もかっこよくて、トークも上手だし明るくて……って感じで共通している要素は多いはずなんだけど、いざ歌い出すと醸し出す空気が全然違うのが興味深いなあと思う。育三郎さんは陽の雰囲気だけど、城田さんはどことなく陰があるというか…??顔立ちの影響か??手塚部長だったころから、思索にふける哲学者みたいな瞬間ちょいちょいあると思っていたんだけど…ありますよね…?(??????)

 

続いてのゲストは、生田絵梨花さん!感想書けてないけど実は『モーツァルト!』を観に行っていたのですが、観劇した回が生田さんのコンスタンツェだったから、5ヶ月ぶり?ぐらいにまた歌声を聴けてうれしかったー!!

生田さんは肩が出た真っ赤なドレスがとってもお似合いでした。腕も肩も背中も細くて、本当に上品で綺麗~!!

生田さんは、歌声も透明感があって透き通ったイメージ。ご本人の印象もあって、コンスタンツェのときも健気でかわいいお嫁さんに見えてしまう感じが若干あったけど、「ダンスはやめられない」は迫力満点で、これから先どんどん経験を積んで幅を広げていくんだろうな~楽しみだな~と思いました。

で、コンサートでは途中から城田さんも参加して、3人で『ロミオとジュリエット』の「エメ」を歌ってくれたのですが、「曲のラストのところで(育三郎さんと城田さんの)どっちを見つめればいいか迷ったでしょ!」って、育三郎さんに言われてる生田さんがかわいかったです。リハーサルでは、2人が「こっち向いて!」ってアピールし合ってた?(育三郎さんだけがアピールしてたのかも?)けど、本番ではそれがなかったから、どうしよう?と迷って正面(客席)を見ちゃったらしく、「私のロミオはお客様です!」と言ってました。

それから、3人で『レ・ミゼラブル』の「心は愛に溢れて」を歌ったのですが、なんとエポニーヌのパートは城田さんが……!マリウスをかっこよくさらっていきそうなエポニーヌだ……と思ってしまった。個人的にはレミゼで一番好きなのがエポニーヌなので、貴重な城田エポニーヌを拝見できて?ハッピーでした。

そして、城田エポニーヌは歌い出しをトチってしまい、めちゃくちゃ凹んでいた。その後に出てきたときも「あんなに練習したのに~~」って落ち込みまくってて、しろたん相変わらずの繊細さを発揮してました。

 

ここで育三郎さんは衣装替えに入り、その間、なんと城田さんがソロで『グレイテスト・ショーマン』の「ア・ミリオン・ドリームズ」を披露してくれました。しろたんのアルバムに収録されているそうです。これはねー、もうめちゃくちゃかっこよかった~~!今思い出しても「めちゃくちゃかっこよかった~~」って言っちゃうもんね。アルバム買っちゃお!

 

そして、3人目のゲストは水谷千重子先生~

このパートはラジオの公開録音だったので、詳細控えます!終始自由な千重子先生に振り回されつつも、ときどき鋭めの突っ込みを入れてしまう育三郎さんが愉快でした。放送が楽しみ~!

 

そして、最後のゲストはToshIさん。

暗くなったステージ上にシルエットが浮かび上がった瞬間から空気が変わって、会場全体が聴き入る雰囲気になったのがわかりました。本当に観客5000人いるんだよね??ってぐらいに静まり返って物音一つしなくて、身動きできなかった。でも、そうなるのも仕方ない!

私は生でToshIさんの歌を聴いたのは初めてだったのですが、本当に美しくて、すごく薄いガラスでできた美術品みたいだと思った。すごく繊細なんだけど、欠けているところが一つもなくて、見た人みんなが息を飲んじゃう感じ。でも、だからといって壊れちゃいそうでもなくて、実は美術品と見せかけて武器だったみたいなめちゃくちゃな強さもあって、こんな歌を持ってる人が実在するんだ…って感じて、歌声はもちろんのこと、ToshIさんという存在そのものに圧倒されました。

でも、歌っていないときのToshIさんは、大好きな「美女と野獣」で声優をやった育三郎さんを前に興奮する、ベルのパートを歌うにあたって「心に(ベルの)黄色いドレスを着てる」的な発言をする、などかわいらしさ全開で、しまいには育三郎さんにお姫様抱っこをされると照れて足をパタパタしちゃって、本当に気取らずお茶目でものすごーーーーーーーーーーく素敵な方でした!ギャップすご!!!

 

ゲストの方はアンコールに再登場したのですが、ToshIさんだけは次のお仕事のためにすぐに出発されたとのことで不在。

残念だったけど、城田さんがToshIさんに、いつも育三郎さんと一緒にカラオケでX JAPANの曲を歌っていると話したところ、今度一緒にカラオケに行きましょう、誘ってくださいって言ってもらい、連絡先を交換したそうです!すごい!

でも、城田さんは「誘えないよーーーー!!!」って、悲しそうに絶叫していた。育三郎さんが意を決した風に「誘ってみよう!!!」と言っていたので、いつか実現させてほしいです~!

ちなみに、その場で千重子先生と生田さんも誘ったら、生田さんは「私はそんな…!」ってすごく恐縮してガチで遠慮しており、それを千重子先生が「いいじゃない!」と言ってあげているのが印象的でした。

なんというか、「ああー、若くてキャリアが浅い(と自分で思っている)ころって、こういう場面で本気で『畏れ多い…!!!私に気を遣わないで大丈夫ですから!!!』って腰が引けちゃうよね…」って共感したというか、生田さんのように次々と大作で重要な役を演じているノリにのった女優さんでも、こういう場でガチ恐縮して腰が引けちゃうのかあ!私が生田さんだったら調子に乗って「やったー!行きましょう!!」とか言っちゃうよ!!って思ったというか…っていうか、単純に生田さんは私と違って育ちが良くて上品で控えめな本当に素敵な人だという話だったかもしれない、これは……

とにかく、すごく好感が持てる方だし、本当にいい子なんだなと感じた次第です!

 

ゲストの方を中心に書いてしまったけど、当然のことながら、育三郎さんはとっても素敵な歌声とトークで楽しませてくれて、3時間ずーーっとどの瞬間も最高だなーって感じでした。育三郎さんは本当に暖かくて甘い声で、特にミュージカル曲だと歌い始めた瞬間に場の雰囲気がぱっと変わるのが、スターだなあ…という感じ!

おそらく5000人の客席の中には、育三郎さんファンだけじゃなく、ゲスト目当ての人もいれば私のように誘われて来た人もいたはずなんだけど、客席全体が3時間ずーっと熱を失わずに楽しい空気に包まれていたのは、育三郎さんのパワーのおかげなんだろうと思った!アウェーな感じ全然しなくて、すごく居心地がよかったな~すごいな~~

 

また来年もやりたいとのことなので、もし開催されたらぜひ観に行きたいと思います!楽しみ~!