【観劇】舞台「青の祓魔師」島根イルミナティ篇 観てきたメモ(仮)

青エク島根イルミナティ篇、観てきました。

ひとまずざっくりと、観て感じたことメモです。感想というか、いつもどおりポエムです…。あと、本当に大久保聡美さん演じる神木出雲ちゃんがめちゃくちゃよかった…!ってことを言っているだけになりそう。

 

こちら(↓)のゲネプロレポート、適度に詳しく書いてあってよかった。

spice.eplus.jp

 

ストーリーはタイトルのとおり、原作の島根イルミナティ篇(と学園七不思議篇も)です。コミックスだと10~15巻あたりですかね。

 

島根イルミナティ篇は、祓魔塾のメンバーである神木出雲と母・玉雲が重要な役割を果たします。

すごく個人的な話なのですが、実は今回、観に行く前からかなりそわそわしてました。というのも、私、母親とめちゃくちゃ仲がよくて、いわゆる友達母娘という感じなのです。結構べったりでどこかに遊びに行くのも母と一緒が楽しくて、何かあれば一番に誘うのは母。仲がいいのは悪いことではないと思いますが、結局は親離れができていないだけで、これはこれでいびつだよな…と我ながら思う。

出雲と玉雲の関係は私とは違う形だけれど、どうしても母娘を描く物語には感じるところが多くなってしまいまして……。

ということで、ドキドキしながら観劇したのですが、始まったとたん一気に舞台に引き込まれて余計なことを考える余裕なかった!という感じでした。

 

大久保さん演じる出雲ちゃんがめちゃくちゃ魅力的なんです。意地っ張りで気が強いんだけど、すごく一生懸命でまっすぐでめちゃくちゃ応援したくなる女の子。ツンとした態度の奥に、不安とか悲しさとかを抱えて、それでも必死で自分を奮い立たせて前を向いてきたんだなって思いました。

原作でも島根イルミナティ篇で出雲ちゃんをすごく好きになったのですが、今回の舞台で更に更に大好きになりました。

そんな出雲と玉雲の物語に、やっぱりすごく泣いてしまった。

一番近くにいて、いろんな記憶や感情を共有しているけれど、やっぱり母と娘は他人で、「お母さんなんだから○○してよ」とか「子どもは○○でなきゃ」みたいな相手への期待のようなものをしても応えてもらえるとは限らないし、そもそもそんなの応える義務もない。だから、そういう「母/娘ならこうあるべき」みたいな社会的役割に対する期待は別にして、それぞれ独立した個人としてお互いを認識して、その上で、自分は相手とどうしていきたいかを考えるのが一番息苦しくないのかもしれない…。そして、相手が何かをしてくれたときには、感謝を忘れてはいけないのだろうな…。ってことなどを、号泣しながら考えていた気がします。

 

なんかごちゃごちゃ書いてしまったけど、とにかく本当に戦うシーンは迫力があるし、正十字学園の場面は「学生生活楽しそう!うらやま!」ってなるし、女の子はかわいいし、男の子はかっこいいです。
特に今回、才川コージさんのアクロバットがすごくて、「今、視界の端で何かがくるくる回った気がする??!!?」ってなったら才川さんでした。

 

あと、冒頭に貼り付けたゲネプロレポートで書いてあったとおり、ルシフェルの出し惜しみ感!

横田のルシフェルの“出し惜しみ感”も忘れ難い。

横田さんのルシフェル、本当にめっちゃくちゃ綺麗でこの世のものじゃない感がガンガン出てました。アニメにもまだ出てきていないですし、雰囲気とかどういう感じなのかなあと思っていたのですが、「ルシフェルそのまんまだーー!」と感動した…。いやもう本当に美しいです…

 

奥村兄弟も前作に引き続きすごく魅力的だったし、他のキャストのみなさんもとっても素敵だったのですが、そのあたりは千秋楽後にまた書けたらいいな!

 

あと、個人的にはこれが最後のブルーシアターなので、結構感慨深い。六本木が好きなのもあってみんなが嫌うほど嫌ではなかったんだけど、週末に傘を持って行ったときに席に着くのにめちゃくちゃ苦労したし、さらに置く場所もなくて、改めて座席が狭いなって思った。

でも、いろんな作品をここで観たなあ…ありがとう、ブルーシアター!