【観劇】『あんさんぶるスターズ!エクストラ・ステージ』 ~Judge of Knights~(改めて)

あんステJoK、無事全公演終了おめでとうございます。
茶の間感丸出して恥ずかしいですが、千秋楽はLV観てきました。
 
13日マチネの感想(↓)で書けなかったことも含めて、振り返りたいと思います!

yadonikki.hateblo.jp

 

レポではなくてポエムみたいなものなので、もし読んでくださる方いたら気をつけてください!!!!

 まとまらないので、ユニットごとに書いてみる。

キャストのみなさんの役作りがすごく好きで、原作のキャラに対する気持ちとごちゃごちゃになっちゃいそう…わけわかんなかったらすみません。

▼Knights

経験豊富な先輩たちが、後輩を支える構図。
ちょうどキャストのみなさんも同じ関係性なのが、なんだか興味深いなあと思っていました。
 
北川さんが演じるかさくんは、素直で一生懸命で、楽しそうで生き生きして、品があった。あんなに見た目も心も綺麗な子、先輩たちがかわいくて仕方ないと思うのも当然だなあ。本当にまっすぐで、希望そのものって感じ。
3年生になる頃、かさくんは一体どんなアイドルになっているのでしょうか。あのままのかさくんに、経験とか知識とか落ち着きとか老獪さが加わったら、とんでもない男の子になりそうだ。
すごいですよね。先輩たちはきっと誇らしいだろうな。
しかし、そのときかさくんと一緒にアイドルをやっているのは、今のKnightsの先輩方ではないのです。さ、さみしい…ほかのユニットもそうなんですけど、夢ノ咲学院おそろしいシステムだな。
 
橋本さんのレオは、勢いがすごい!生身のレオ、めーーーっちゃやばいやつ!って思った。
でも、憎めなさと哀しさがすごかった。
はっきりいって、ジャッジメントのストーリー読んでるとき、レオにムカつく気持ちあったんですよ!まじですみません!!かさくんをいじめるなよ!!!!って思ってたんです!本当に部外者がすみません!!
でも、レオからは、Knightsというグループ、それからメンバーへの愛着とか、自分への諦めみたいなものが滲み出ていて、本当に苦しい。ゲームでもノベライズの書下ろしでも苦しかったけど、生身のレオの表情を見てしまうと、さらに苦しい。
その場から逃げ出すことはできても、自分自身からは逃げ出すことはできないのである、と当たり前だけど思ってしまい、結局生きていく上では自分自身と折り合いをつけるのが一番難しいんだろうなって思った。特に繊細な人は。
だからこそ、最後にKnightsがそろって歌ってくれたのは、なんだか救いだった。
レオを大事に思ってくれる人たちが近くにいるって、レオにもきっと通じていると思えたので。自分で自分を救えないとき、近くに自分を大事にしてくれる誰かがいることは、本当にすばらしいありがたいことだと感じるのです。
 
高崎さん演じる泉。泉はジャッジメントのストーリーの間中、わりとずっと苛立っている。苛立っているっていうか、不安定な感じというのでしょうか。舞台は舞台、そこで閉じているものとして観るべきと思いつつも、どうしてもノベライズの書き下ろし短編のライオンハートのことを思い出さざるを得なくて、泉を見ているとこちらもしんどかったです。
Knightsで仮のリーダーをやっている間、泉はレオへの尊敬とか愛情とか失望とか期待とか、いろいろ抱えていたのだと思う。その泉にとって、今回の出来事はどう見えていたのだろう。心の中で、なにを考えてたんだろう?
舞台でモノローグとかはなかったので、セリフと高崎さんの演技が伝えてくれることをこちらは受け止めて解釈させていただくわけですが、なんていうか、私は本当に改めて泉が好きになりました。
泉の中には、レオが帰って来てくれたうれしさもあれば、レオがやることならきっと意味があるはずという信頼と、意味があってくれという祈りと、なにしてくれてんだよっていう怒りもあるだろうし、今のKnightsでやってきたことへの自負とかメンバーに対する信愛や情もあるだろうし、もう一度レオと、そして今のKnightsメンバーと一緒にやりたいって希望もあるんだろうなって、そういうの、高崎さんの演じる泉を見ていたら、すごくよくわかった気がする。
でもさ、高校3年生の男の子だよ!?大騒ぎして、ふざけんな!って言ってもいいはずなのに、いらいらと怒りつつも泉は大事なところはほとんど一人で飲み込んでしまう。
泉に限らず、Knightsの先輩たちは大人で、自分の本心を隠すのがうまい気がします。人のことは心配するくせに、自分の辛いことは人には見せない。
ジャッジメントの泉もそうで、すごく格好いい。アイドルはきらきらしてないとだし。でも、高崎さん演じる、苛立つ不安定な泉、かさくんを怒るときの泉、その姿からは、愛情深さと、大人になり切れない人間らしさが伝わってきた。だからこそ、一幕の最後にレッスン室で見せた晴れやかでまっすぐな瞳がうれしくて、ずっと見ていたいと思いました。
 
北村さんは、もう嵐おねえちゃんそのもの。歌いながらたまにニコッと笑ったり、クールな表情になったり、いろんな姿を見せてくれるのがまさにアイドルだった。
普段の北村さんは言葉使いも仕草も声の高さも、もちろん全然嵐とは違うけど、演じている間北村さんはどこにもいなくなって、間違いなく鳴上嵐がそこにいる。カーテンコールで出てきたとき、喋りだす前から「あ、今ここにいるのは嵐だ」ってわかる。役者さんってすごいよなあ、と心底思います。
嵐は2年生だけど、とっても大人。周りをよく見ている人で、優しさの塊だと思う。ゲームでも、最初のころからずっと転校生に優しくしてくれて、私には救いの存在でした(笑)。
今回も嵐はずーーっとみんなに優しい。レオにも、かさくんにも、泉にも凛月にも他のユニットのメンバーにも。
すごい強いよなって思います。私なんて、嵐よりずっと大人なのにめっちゃ感情が上下するし表に出ちゃうもんね~。
嵐は苛立つ泉のことも、混乱するかさくんのことも、励ましたり茶化してみたりしながら、こっそり支えている感じ。特に泉とはよく一緒にいますよね。会話をしているせいなのか、ゲームのときよりも更に、嵐の聡明さやメンバーに対する気遣いと優しさが際立っている気がした(ゲームだとプレイヤー側に話しかけるような独白っぽいのも多くて、生身の会話感とは違う感じがしてしまう)。
でも、ゲームでもそういうときあるのですが、舞台で生身の嵐を見ていると、なんだか切なくなる。聡くて周りがよく見える彼は、それゆえに年相応の無鉄砲さを持てない気がしてしまうので。北村さんがあの美しい顔に憂いのある表情を浮かべているとき、胸がぐっと締めつけられる感じがします。あまりにも綺麗なせいもあるけど
嵐おねえちゃんの身に、ばかみたいな幸せがたっくさん訪れるといいなあ。これはもう、あきやん頼んだ!
 
凛月を荒牧さんが演じると知ったとき、マーベラスすごいな!って思った。そのキャスティングします!?奇跡じゃん、ありがとう。
テニミュなどを拝見していたので荒牧さんの歌がうまいのは知っていたんだけど、改めて、特に歌う声がすごくいいなあと思った。みんなで歌っていても目立つ。荒牧さんの声だってわかるけど、悪目立ちはしてなくて、不思議。永遠に聞いていたくなる歌声でした。台詞を喋る声も、ちょっと低めに響いてめちゃくちゃよかったです。
荒牧さんの演じる凛月はもちろん2時間40分ずーっと素晴らしいんだけど、特にとある2つの台詞がどかんと心に刺さって、「あっ、まじで本物の凛月だ」って思ったんですよね。
まーくんについて話したところと、英智に兄者の話をふられたところなんですけど。
どっちもほんのちょっとのセリフで、話の流れのままの自然な演技なんだけど、なんだかぐっと滲み出るように何かが変わって「あ、これ凛月にとって重要な話題なんだ」っていうのが直感でわかった感じでした。どっちも凛月のパーソナルな部分に触れるセリフだなって思い当ったとき、荒牧さんって改めて本当にすごい役者さんなのだと思った。
そういえば、申し訳ないのですが、ゲームを始めたころ、「凛月っていつも寝てるし、なんでアイドル続けてるんだー??」って思っていたんです。でも、舞台で生身の凛月を見ていたら、意外と優しいところとかだるそうな態度とか好戦的な言葉とか憂いのある瞳とか満足気な表情とか、いろんな顔を見せてくれるんだけど、どれも全部凛月に間違いなくて、「人間って多面的な存在なんだよな」ってことが腑に落ちて、凛月がアイドルであり続けることも納得ができた気がした。

▼ナイトキラーズ

英智、めちゃくちゃ楽しそうだったなー!!
ナイトキラーズの英智は、生徒会長でもfineのリーダーでもない、ナイトキラーズのメンバーである天祥院英智を楽しんでいる感じで、ウキウキわくわく本当に子どもみたいに目を輝かせてた。
こんな人生もあったかも、って英智は言っていたけど、もし本当に英智が自由に人生を選べたとしたらどんな人生を選択するんだろう??と考えてしまいました。
デュエルのシーンもよかったなあ。泉・嵐との対決では、3人の表情と身のこなしから英智の底知れない強さが伝わってきて、歌いながら演技するって本当すごいなって思った。凛月との対決でも、英智が徐々に苦しそうになっていく様子が本当に辛そうで、だからこそ、それでもドローに持ち込んじゃうところがめちゃくちゃ怖いしすごいって感じました。
あと、Crush of Judgementの英智のお辞儀をするような振り付けが好きだった。
 
Crush of Judgement、すごくよかったな~。特に、大将が和風じゃない衣装を着て和風じゃないダンスを踊っているのが、なんだか新鮮だった!大将めっちゃアイドルだー!!って思って興奮しました。

▼Ra*bits

にーちゃんがRa*bitsを抜けてナイトキラーズに行ってしまうと勘違いした1年生が、にーちゃんを送り出そうとするところ、すごーーくよかったですよねーー!
1年生たちが泣きながら喋る言葉に、彼らがにーちゃんをどんなに信頼して、大好きなのか改めてわかった…
「3年生で経験も実力もあるにーちゃんがいなくなったら、Ra*bitsはどうなるんだろう??」みたいな方向性じゃなくて、純粋に「大好きなにーちゃんと一緒に活動したい」って気持ちが伝わってきて…泣ける!かわいい!
最初はわけがわからずに面食らっていたにーちゃんも1年生の言葉から徐々に状況を理解していくんですが、寄せられる信頼の大きさと愛情のあたたかさ、1年生のかわいさに、だんだんうれしそうな笑顔になっていく姿がまたいい!!かわいい!
にーちゃん今幸せなんだね、本当に本当によかったねって…思った…あの笑顔をお師さんとみかちんにも見てもらいたいなあ… 
今回Ra*bitsとにーちゃんを見て、Valkyrieの話もいつかあんステでやってもらいたいなって思った。お師さんのことが大好きなもので…生身のお師さんを見たら自分のテンションはどうなるんだろうか…
そして、大崎くんがValkyrie時代のなずなを演じたら、めちゃくちゃ綺麗だろうなあと思います。

▼紅月

安定の恰好よさ…!!
紅月の曲は、1曲の歌の中に緩急があるというか、「見せ場はここ!」っていうのがガツンと伝わってきて、たぶん同じ曲をずっと繰り返し見ていても飽きないだろうし、ずっと見ていたいって思うんだろうなって感じです。
なんだろうか、物語があるというのでしょうか…歌とダンスはもちろんなんだけど、表情の作り方や身のこなしも計算されつくしている感じで1つのお話のようだった。
曲を理解して表現するって、こういうことなんだなってわかりました。紅月めっちゃ恰好いいなー、って改めて思う。
あと、毎回思うけど、小松さん演じる敬人に編み上げのロングブーツ(ヒールあり)を履かせた人天才じゃないですかね?

▼fine

メインストーリー後のfineなんだな、って思って観ていると、感慨深いです…!
今回それほど出番は多くないけど、fineはやっぱり華があるなあ~と思った。その場にいるだけで場が明るくなるというか、喜びがある!全員から漂う品の良さが、見ているこちらの邪気を浄化してくれるような気がする…
姫宮主従が好きなので、弓弦が桃李を心配する姿をたくさん見れたのがうれしかったです。厳しいこともたくさん言うけど、心から桃李を心配して大事にしている弓弦を見るのが好きなので…。
弓道部の場面で敬人と弓弦がかさくんの話を聞いてあげてるのも、冷静で親身な先輩方が素敵で好きだった…
fineの新曲もよかったー!星元さんの桃李は歌っている間も英智を見る顔つきがキラキラしてて、揺るぎなく桃李でした。ピンクの髪があんなに似合う人類いる!?!?!安井さんは本当に脚が細くて長いし、野嵜さんは顔が一点の曇りもなく整っていて美しいし、前山さんは憂いのある表情ですら光輝いていて…なんだろう…fineすごいな…さすがだな…
 
 
なんか永遠に続けられそうなのですが、キリがいいので(?)この辺でやめときます!!!!!
 
ここまで読んでくれた人いるのかな…
いたとしたらそんなあなたにだけ教えちゃうんですけど、わたし……円形脱毛症になりました!!!!!!生まれて初めてなったよ…そんなに忙しかったつもりないんだけどな…心と体が激弱で嫌になります…
みんなー若手俳優になったつもりで、慰めの言葉をかけてくれーーーー!!
 
では。